サンレモ音楽祭は日曜日に終了しました。
主催したRaiという国営放送局によれば平均の視聴率が54.27 ％
一番上がったときには 77.66 ％に達したということです。
いろんな意味で話題性の高かった会といえるでしょう。
賛同者としては、とてもエレガントな音楽界になった。
美しい舞台に魅了されたなど。
反対者としては、経費をかけすぎる。
視聴料から捻出しているのだから再考すべきだ。
いまどきサンレモでもないでしょうに。
そして初日にも書いたとおり、今回の目玉は
Michelle Hunziker。
時として、アシスタントに選ばれるのはただのかわいこちゃんで、
ろくに挨拶もできないようなおこちゃまが選ばれたときもあるのですが、
今回は評価には差があるにしても、
歌って、踊れる彼女が盛り上げた場面も多かったようです。
最後には一ファン（サッカー選手）から500本もの真っ赤なバラが
プレゼントされるというハプニングもありました。
歌手のランキングは、ベテラン部門は
1°Simone Cristicchi
2°Al Bano
3°Piero Mazzocchetti
の3名、私個人としてはAl Banoしか知りませんが。
そして、新人部門では、
1°Fabrizio Moro - 曲名Pensa
2°Stefano Centomo -曲名Bivio
3°Pquadro - 曲名Malinconiche sere
ということで、これから先、こういう名前を耳にされるときもあることでしょう。
もしかしてこの音楽祭を一番楽しみにしているのは
サンレモ市の市長さんかもしれません。
近年になく盛り上がって、サンレモの町全体が明るくにぎわったと絶賛しておられます。
また、表彰された曲ではなく、携帯や、ネットでダウンロードされたヒットのは
1° Daniele Silvestri
2° Tosca
3° Simone Cristicchi
達の曲だったそうです。
彼らの曲を合わせてネットで14万、携帯で6万のヒットということです。
サンレモ音楽祭では視聴者からの電話による投票もあるのにもかかわらず、
表彰された人たちと、実際にダウンロードされた曲とが一致しないのは面白いですね。
きっと年代にもよるのでしょう。
すぐにダウンロードするのは圧倒的に若者が多いでしょうから。
カーニバルの直後にこのサンレモ音楽祭、（間にヴァレンタインデーもありましたが）
そして、3月8日には女性のためのお祭りがあり、
3月19日はあまり話題にならない父の日。
さらに、4月8日は復活祭、とイタリアの春になくてはならない行事は続きます。
