いったいイタリア人なくして今日のわれわれの楽しみがどれだけ存在するだろうか? 全くのイタリア人なし、(俳優はいうに及ばず音楽・監督・特殊効果・衣装etc)で 作られたアメリカ映画がいったい何本存在するだろうか? フェラーリ抜きのF1レースにいったいどれだけの魅力があるだろうか? 現代の若者にスパゲティーやピッツァなしの食生活を想像できるだろうか? グッチのベルトもフェラガモの靴もフェンディのバッグもなかったら有名人は何を身にまとったらいいのだろうか? ヴェルディやロッシーニなくして、いやオペラなくして冬の夜長をどうすごせばいいのだろうか? (我が家ではほとんど問題はないけれど・・) ミケランジェロやレオナルドやジャンロレンツォがいなかったら美術史で何を教えることができるだろうか? いったい西洋美術というものが存在しただろうか? ローマ帝国が存在しなかったら世界の交流は数世紀遅れていただろうし、 水洗トイレやサウナ風呂も出現したかどうか怪しい・・
シーザーやネロがいなかったらわれわれの古代への関心はもっと薄っぺらなものだったろう。 イタリア人が電話やラジオを発明してくれなかったら、いったいどうコミュニケーションをはかれただろうか? ヴィーヴァ、イタリアーニ! すごいぞ、イタリアーニ! とっても大好き、イタリアーニ!!! 厳密にはイタリアという国の誕生は明治維新のころですから、 それ以前の人たちを正式にはイタリア人と呼んでいいのかどうかわかりませんが、 古代からイタリア半島に存在したイタリキ民族の末裔ということで、 すべてイタリア人と呼ばせていただきました。 きっと私のメルマガを読んでくださる方々は そんなちっちゃなことにはこだわらない方々だと思っているのですが念のため。 そしてイタリアを楽しむにはそれこそ小さなことにこだわらないのが秘訣です。 おおらかにゆったりと接すれば接するほどイタリアも優しく答えてくれます。 たくさんのイタリアの魅力と若干のイタリアのそして我が家の恥部を今年も配信してまいります。 Keiko
昨年の10月の終わりごろに撮った写真ですが、 息子が始めてひげをそったときのものです。
私は女だからわかりませんが、 男性にとってひげを剃るということはひとつの成長の 節目というか、結構重大な儀式のようです。
息子は早く剃ってみたかったようなのですが、 父親の許可が出るまでは、我慢していました。
そして、父親としては息子が一生続けなければ いけないことなので、車の運転を教えるのと同じくらい まじめにもったいぶって教えていました。
お風呂場に閉じこもった二人をそっとしておこうと 思ったのですが、ここはやはり写真に収めなければと ちょっとお邪魔しました。
シェービングクリームのつけ方から始まり、 いえ、ぬるま湯で顔を洗うところからはじまり、 最後にアフターシェーヴローションを塗るところまで ゆうに30分以上はかかったと思います。
得意満面の息子がいいにおいをぷんぷんさせて サロンへ降りてきました。