「ローマの誕生」を書いたときに、カステルガンドルフォの御紹介に
法王様の夏のお住まいがあるところ。と書くべきところ、
法王様が法皇様になっておりました。
すぐに読者の方からご指摘があったのに訂正が遅れましてすみません。
そして今では法王様とは呼ばずに、教皇と言うのだそうですね。
なんとなく私の頭の中のでは法王様というとあの小さなお帽子をかぶった
日曜日にヴァティカン宮殿の一角から祝福を与えてくださる方。
それが教皇と聞くと大きな教皇冠をかぶって杖を突いているいかつい方を
イメージしてしまうのですが、言葉というものは時代によって変化するのですから
その変化についていくしかないのでしょう。
ちなみにイタリア語では教皇をPapa(パーパ)と呼び、
父親のことをPapa’(パパ)と呼びます。
太字にアクセントがあります。
父親にはほかにPadre(パードレ:これが正式な呼び方)
地方によってはBabbo(バッボ)といろいろありますが、
クリスマスが近いので思い出したのですが、
サンタクロースのことは「Babbo Natale」(バッボ・ナターレ)
つまりクリスマスのお父さんと呼ぶのですが、
長年使われてきた言葉を商標登録してしまうというのも
すごい感覚だと思いますが、それを承認してしまったのですから驚きです。
このサン・ニコラは存命中に子供たちに施しをしていたことで有名で、
サン・ニコラをラテン語で呼べばサンタ・ニコラウス。
ところでお宅のお子さんはサンタさんを信じていますか?
お友達の中には小学校の低学年ですでにサンタさんを信じていない子がいて、
「おかあさん、アンドレアはサンタさんなんかいないっていうんだよ。」
と学校から帰ってきたことがあります。
BUON NATALE A TUTTI!
みんなが楽しいクリスマスを迎えられますように!
Keiko