これまで、ほとんどニュースを聞くことがなかったトリノの冬季オリンピックも、
開催を約2ヵ月後に控え、にわかに盛り上がりを見せてきたような気がする。
なんといっても昨日、ギリシャからの聖火が届いた。
ギリシャ〜イタリア間は軍用飛行機で運ばれてきて、
昨夜は大統領官邸クイリナーレ宮殿の中庭に面する部屋で1夜を過ごした。
今朝は早くから大統領官邸の前にセレモニーの準備が整い、
RAI放送は9時から実況中継をしている。
古いフィルムを交えながら、
ギリシャからの火種を官邸前にしつらえた聖火台に移すところなどをずっと見せてくれている。
これからイタリア中を約2ヶ月間回って、火はTorinoに入る。
途中、シチリアなどではカヌーを使ったり、ヘリコプターを使用するところもあるということだ。
イタリアでオリンピックが開催されたのは1956年、
コルティナ・ダン・ペッツォでの冬季オリンピック、ついで1960年のローマオリンピック。
今回はちょうど半世紀振りの開催。
Torinoでの開催期間は2月10日から26日。
その次はロンドンということで、しばらくヨーロッパではオリンピックブームが続くかもしれない。
こういうことを期に、若者達に純粋なスポーツ精神を学んで欲しいと
開催側の代表者は話していたけれど、
本当に妙な薬やトリックを使わないで、
負けてもスキーをぶん投げたりしないで、
みんな正々堂々と戦い、友情をわかちあって欲しいものだ。
Keiko
冬季オリンピックに関してのさまざまな情報を↓のサイトで得ることが出来るようです。
http://www.torino2006.org/ITA/OlympicGames/spirito_olimpico/la_fiamma.html