サンレモ音楽祭

 

サンレモ音楽祭は、どちらかというと苦手な話題なのですが・・・

なぜなら家族がイタリアの音楽の多くを(全部ではもちろんありません)嫌っているので、
私もその影響をもろに受けているのです。

でも、今年はあえてその苦手を取り扱ってみようかなと書き始めました。
今夜のTVニュースでメインスタッフの正式発表がありました。

サンレモ音楽祭の司会者達  (写真はSANREMOnews.itから拝借しました。)

いつも、メイン司会者とうつくし目のアシスタントとコミカルな役どころの3人という決まり?です。
コミカルな役は男性のときもあり、女性のときもありですが、
メイン司会者は私が知る限りいつも男性です。

中でもこの方を見るたびに日本の宮○輝さんを思い出すのですが、
国営放送でずっとバラエティーショウの司会などを努めてきた国民的なパーソナリティで
イタリアのテレビ番組の生き字引のような方なのです。
その名はPippo Baudo ピッポ・バウド(縞のスーツにめがねをかけた方)

真ん中の元気の好い美女はMichelle Hunziker ミッシェル・ウンツィケル。
モデル出身で、いまや世界的にイタリアの歌手として有名な(私たちの大嫌いな)
Eros Ramazzotti エロス・ラマゾッティの元奥さんなのですが、
離婚したとたんにあちこちの番組で活躍し始め、いつもとっても明るくて、
大きな口をあけてげたげたと笑う庶民的なところが受けて、かなり重要な番組の司会なども手がけています。

そして今度はミラノでかのライザ・ミネリの「キャバレー」を舞台で演ずることにもなりました。
つまり歌も踊りも勉強したというわけです。
抜群のスタイルにきれいな金髪、しかも親しみやすいキャラクターで、ますます人気者になることでしょう。
その彼女をアシスタントに起用して、サンレモの視聴率アップを図ろうというわけです。

最後に、写真では一番手前の小柄な男性は、Piero Chiambretti ピエロ・キャンブレッティ。
別にお笑いタレントということはないのですが、主に司会者として、
あるいはインタビュアーとして活躍してきました。
いささか政治色が強すぎて、ひところの勢いはないようですが、今でも根強い人気を持っているようです。

以上の3人がメインスタッフ。

ゲストの中で有名な方たちはというと、私が個人的に
いまのイタリアの女性歌手の中で唯一好きな GIANNA NANNINI, ジャンナ・ナンニーニ、
そして男性歌手の中では歌唱力があリ、とってもショウマンのRENATO ZERO レナート・ゼロ、
また英語で歌詞を作って歌い始め人気者になった ELISA エリーザなどが出演するそうです。

外国からも毎回有名人が駆けつけるのですが、今年は少しの間トム・クルーズの奥さんだった
PENELOPE CRUZ ペネロペ・クルツが来るそうです。
小柄でかわいくて、イタリア語も良く出来るというので受けるかもしれません。

というようなメンバーに新人達と若干のベテラン歌手達が歌を競うわけです。
昔はサンレモで優勝した歌が日本でも良くはやりましたよね。

「黒猫のタンゴ」なんて覚えておられるでしょうか?
今年はどんな歌が出てくるのでしょう、お楽しみに。

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