星占い


さて今日は、もう何年も前からご紹介したかったイタリアの星占い事情です。

日本で、若い男女が知り合ったら真っ先に「あなたの血液型は?」となるところが
イタリアでは「君の星座は?」となります。

イタリアではつい近年まで、自宅で産婆さんによって子どもを取り上げてもらうことが多かったので、
血液型を知らない人がたくさんいます。
その後、学校でも健康診断などがありませんから、健康な人ほど自分の血液型を知らなかったりします。

ですから、われわれのような血液型による性格判断などはぜんぜん意識にありません。
そんなこと信じることもできない状況です。
もちろん日本でだってどのくらい信じているかといえばいささか疑問ですが、
とにかくよく話題に上りますよね。

それがこちらでは全て星占いです。

皆様もご自分の星座をご存知だと思うのですが、イタリアではそれだけでは不十分です。
少し詳しい星占いを見ようとするとAscendente=星位の上昇時を知らなければなりません。

日本ではそれぞれの星座の期間を3等分して説明しているのがそれです。
でも、生まれた時刻によって同じ日に生まれてもAscendenteは変わってきます。
これはイタリアのものなので、日本とは時差がありそれがどのように影響するのは私には分かりません。

たとえば、私は10月3日生まれなのでてんびん座ですが、
真夜中に生まれたらしいのでわたしのAscendenteはしし座です。(時差を度返しに見ています)

ですから、星占いを見る時に、てんびん座だけでなくしし座の占いも見たほうがいいのです。
性格などもも両者を総合してみる必要があります。
つまり私はてんびん座の性質としし座の性質をもち、運勢もその両者の要因がかかわっているのです。

ちょっと見づらいこんな表しか手に入りませんでしたが、参考になさってください。

星占い

ご存知でしょうがマークの説明も付け加えて起きますね。

最座名

さらに細かいことを言えば、正座の変わり目は午前零時ではないということです。

おひつじ座は、3月20日の6時48分〜4月19日の17時50分の間に生まれた人。
おうし座は、4月19日の17時51分〜5月20日の17時まで。
ふたご座は5月20日の17時1分〜6月21日の零時58分。
かに座は6月21日の零時59分〜7月22日の11時54分まで。
しし座は7月22日の11時55分〜8月22日の19時1分まで。
おとめ座は8月22日の19時2分〜9月22日の16時43分まで。
てんびん座は9月22日の16時44分〜10月23日の2時8分まで。
さそり座は10がる23日の2時9分〜11月21日の23時43分まで。
いて座は11月21日の23時44分〜12月21日の13時3分まで。
山羊座は12月21日の13時4分〜1月20日の17時42分まで。
みずがめ座は1月20日の17時43分〜2月19日の7時49分まで。
うお座は2月19日の7時50分〜3月20日の6時47分まで。

ということで、たとえば同じ3月20生まれの方でも、
朝の6時48分以前の方はうお座だということです。

毎朝のテレビ番組ではどのチャンネルも星占いのコーナーがあります。
占いや相談コーナー専用のテレビ番組もあります。
新聞雑誌はもちろんですし、専門誌もたくさん出回っています。

そういう専門誌の半分は星占いをはじめさまざまな占い師さんたちの宣伝で占められています。
それだけイタリア人も縁起を担いだり、占いを信じる人、
あるいは悪魔祓いなどを信じている人が多いということでしょうね。

さらにまたイタリア人が身近に感じられるのではないでしょうか?

12/01/08  Keiko

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