パスタ・パスタ・パスタ

Semollino(セモリーノ)
という、パスタようの極上の強力粉です。

ご覧のように少し黄色くてざらっとしています。

普通の小麦粉よりかなり粒が大きくてどちらかというと
ごく細かいパン粉のような質感です。

このセモリーナで作ったパスタが一番おいしいといわれています。
(写真には若干パスタの切れ端が混じっていることをお断りしておきます。)

 手作りパスタを干して
乾かしているところ。

     
4月25日、イタリアは第2時大戦末期のナチの支配から解放された記念日で
祝日です。

祝祭日にはノンナ(おばあちゃん)やマンマ(おかあさん)が朝からこういう
パスタを手作りします。うちには義妹が作って持ってきてくれました。

乾燥パスタに対してこういう作ったばかりのパスタはPasta fresco(パスタフレスコ)とよばれます。

近くの農家から新鮮な卵とほうれん草が山のように届いたので、
こうして2色のパスタに見事変身させたわけです。

わたしはラグー(ミートソース)を作って待っていました。

   
ラザーニア用にも
こうした形のものが
売られています。

最近のはあらかじめゆでなくても、そのまま天火に入れられるようになりました。

 

有名なフェットゥチーネより
少し細いタリアテッレです。

ここまでご紹介したのはPasta all'uovo
といって卵の黄身で小麦粉をこねて作るパスタです。

       
これらは、ご覧のようにとっても小さいパスタです。

パスティーナなどと呼ばれてスープの浮身にするものです。

パスティーナにも卵で作るのと、水でこねたのとがあります。

若干大きいのは水でこねたもの。

小さな粒上のは卵でこねたものです。

上の普通のパスタと比べるとどんなに小さいかお分かりいただけるでしょう。

 

   
われわれ日本人に一番人気のスパゲッティー。

これにもいくつが種類があって太さが若干違います。

さらに断面がまん丸ではなくて、押しつぶしたタイプもあります。

これは昔の姿をとどめたパスタ。

ご覧のようにUの字に曲がっているのは、パスタを天日に干したときに形づくられるものです。

(このページ最上段の右の写真を参考にしてください。)

       
こちらはカペッリーニ
といって訳すと細い髪の毛。

その名の通り細い細いパスタです。

こんなに補足するのは大変なので、昔はぜいたく品だったということです。

わたしにはそうめんの代用として欠かせないパスタです。

メッザマーニカ
(半そで)という名のパスタ。

利がトー煮を半分に切った大きさです。

夏場に冷たいパスタを作るときに良く用います。

       
フシッリといって、
らせん状のもの。

ソースが良く絡まりつくのでクリームソースなどに良くあいます。

 

ペンネリガーテ。

ペンネはつるっとしていますが、こちらはたてにたくさんの筋が付いているので、やはりソースが良く絡まって人気です。

子供達が大好きなロテッリーネ。

車輪の形のパスタです。

リガトーニ。

リーゲというのが縞とか筋とか言う意味でして、ご覧のように表面がぎざぎざしています。。

       
大体ここまでご紹介したくらいのパスタは
どこの家でも常時そろえています。

ソースによって、あるいはその日の好みで
パスタを選ぶからです。

ここではご紹介しませんでしたが、とっても簡単でおいしい手作りパスタにストロッツァ・プレーテというのがあります。

これは普通の小麦粉を水と若干の塩でこねただけのもの。薄く延ばして包丁で細く切って・・・

つまりイタリア製手打ちうどんです。
呼び名は地方によって