Feste Italiane  イタリアの祝祭日

 

319父の日が終わったばかりです。

なぜこの日が父の日かというと、この日はキリスト様の父親である

聖ジュゼッペに捧げられた日だからです。

イタリアでは、ほぼ毎日が聖人たちに捧げられています。

 

でも、もっと重大な日が近づきつつあります。それは、復活祭

(イタリア語では、PASQUAパスクア

亡くなったキリスト様が3日後に復活なさった日だというのですが、

何しろ確かなことがわからないので、

10代目の法皇様聖ピオ1世が苦心してお定めになったところによると、

春分の日の直後の満月の後にくる最初の日曜日。

ということで、当然ながら毎年違った日になるのですが、

今年はそれが415、で遅めの復活祭です。

春分の日を境に春とするのはイタリアでも同じですが、私の経験からいくと、

どうもこの復活祭を過ぎなければ本格的な春とはいえないようです。

数年前にも同じころ復活祭がありましたが、ちょうど復活祭のその日、

4月の半ばに雪が積もりましたから・・・

 

そして次の月曜日はパスクエッタ

あえて訳せば小さな復活祭とでもいいましょうか、この日も祭日です。

カレンダーによっては、聖天使の日、などと書いてあるものもありますが・・・

パスクアの1週間前の日曜日はパルマの日曜日(やしの葉の日曜日)。

この日、教会にいくと信者にはオリーブの小枝が与えられます。

この小枝を家の中に1年間飾っておくのです。

 

なんだか初詣に行ったときに買ってくる破魔矢のようですね。

その小枝はその昔、キリスト様がエルサレムに入城なさったときに

住民たちがやしの葉を足元に敷いたり、

アーチにして木陰を作ったりして 歓迎の意を表したということです。

でも、やしの葉はイタリアでもナポリくらいまで南下しないと見られませんし、

あったとしても家のなかに飾っておくには大きすぎますよね。

そこで、イタリア中どこでも見られるオリーブとなるわけですが、

オリーブはまた、枯れてもほとんどそのままの状態を保つのも選ばれた要因でしょう。

 

                     <<<管理人:恵子>>>

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