サブタイトルをつけるに当たって今回は少し考えました。 |
イタリア語では 「Troia(トロイア)」 となりますが、これが又、ふだんは「身持ちの悪い女」 果ては 「売春婦」 という意味合いに使われているので、イタリア人が私のサイトを 見ることはないだろうとは 思いますが、昨今日本語ができるイタリア人も増えてきたので トロイアも避けることにしました。 と、前置きが長くなりましたが、2週間ほど前に映画「TROY」を見た時に、 お断りしておきますが、ギリシャ神話を特に勉強したわけではありません。
ご存知のようにイタリアには世界のカトリックの総本山を抱えるヴァティカン市国があり、 でも、ちょうど日本に神道と仏教が仲良く共存しているように、 ひとつ問題なのは、ギリシャからローマへつれてきたときに
なんといってもオリンポスの神々は、おおらかでわれわれ人間によく似ていて?
優秀な指導者と、勤勉で知力に満ちたギリシャ人の奴隷や体力に物を言わせるドイツ人の 何十年も前からシチリア島とイタリア半島に橋をかけるといいながら
さて、話を映画「トロイ」に戻しますと、
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映画ではとてもテンポが早く、(だからいいのですが、)Elena(エレナ)がトロイに着くなり 追っ手がやってきてすぐに戦争に突入し、数日または数週間で戦争が終わってしまった ようですが、実はなんと10年も続いた戦争なんですね。 Achei(アケイ、ギリシャ側の都市の名、以降ギリシャとする)には、不死身と言われた トロイのほうには王の息子Ettore(エットレ)が英雄として名高く、トロイの兵士たちも勇敢で、 ちなみにエットレを演じたのはあのハルクを演じた俳優さん。 それにしても10年もの長きにわたって戦争が続き、双方疲れきっています。 特に、遠く祖国を離れ浜辺での兵舎暮らしに、ギリシャ側が辟易していたようです。 アキッレの死に関しても、 映画ではポリッセーナが次第にアキッレに惹かれ、その死をひどく痛んでいましたが、 |
さて、ウリッセの案に沿って、ギリシャ軍は皆様ご存知の大きな木馬を作り、 帰国の無事を祈るための神への贈り物だと言う文句を書いておき、 全軍が引き上げたように見せかけ、 馬のおなかの中に兵を隠しておいてトロイの住民が戦勝に酔いしれて寝静まったとき 馬から出て、門の内側から門を開けて全軍を引き入れるというものです。 この馬を最初にトロイの人達が見たとき、 映画ではPallideが、すぐにでも城壁の中に馬を引き入れようとする父王に、 策略の匂いがするからやめるようにと主張しますが、 神話では、ここにアポロの神殿の祭司Laocoonte(ラオコーンテ)がやってきて、 策謀に長けたウリッセの仕業に違いないと自分の持っていた矢で馬のおなかをついたりして、 真相を明かそうとするのですが、そこへギリシアびいきの女神Atena(アテーナ)が、 2匹の海蛇を送り出し、ラオコーンの二人の息子を殺そうとしたので、 駆けつけたラオコーンも一緒に 殺されてしまいます。 そのシーンが有名なヴァティカン博物館所蔵の彫刻になっています。 |
とまぁこんな具合で映画ではいろいろと切ったり張ったり しています。 そうしないともちろん一定の時間内にしかも世界中の人達に、 分かりやすく伝えることはできないので・・・ 私はこの映画楽しみました。 特にPallideの役をしていた俳優さん、「ロード・オブ・ザ’リング」で、
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又、折に触れてあるいは少しずつギリシャ神話を私なりにご紹介してまいりましょう。 「ギリシャ神話」という分厚い本を読みかけて放り出してしまったかた、ご心配なく。 「アポロとダフネ」や「プロセルビナの凌奪」など、有名な彫刻作品になっている Keiko 歴史Top
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