定番:トマトソース

材料: トマト 
          (新鮮なもの、缶詰を問わず。ケチャップはノー。)

     バジリコまたはオリガノ (なければお好きなスパイス)   

     ニンニクオイル

 

                     


 

大きさが不ぞろいな我が家のトマト。

まず、トマトを湯むきします。

パキーノと呼ばれるプチトマトの場合は、皮ごと使う人が多いのですが、
意外と皮が硬いし、私はパキーノを使うときはフライパンの中でお箸でとり除きます。

缶詰を使うと当然ここまでの作業を節約できます。ただし風味が違うのは否めません。
でも、冬場はこちらでもほとんど缶詰を使います。
 

次にフライパンに例のニンニクオイルを用意して、トマトをざくっと切ったものを加えます。

お塩を足してしばらく煮込みます。
新鮮なトマトの場合はあまり煮込まないほうがおいしいようです。

バジリコオリガノがトマトによく合うので、そういうスパイスを使います。

魚類を加えるときにはプレッツェーモロという
開いたパセリを使います。

(日本ではイタリアンパセリと呼ばれているようですね)

このトマトソースもニンニクオイルと並ぶ
イタリア料理の定番。基礎の基礎。












実は出来上がりは他からお借りした写真です。
食べるのに夢中になって写真を撮り忘れました。
 

先にミンチや赤身の肉を炒め煮しておいてトマトソースと混ぜてさらに煮込むとボロニェーゼ
 (なぜか日本ではナポリタンと呼ばれるようですが)

海の幸を混ぜるとペスカトーレ。(猟師の・・という意)

最初にベーコンを炒めてからトマトソースを加えると
ローマの代表的なピアット(お皿=料理の意) マトリチャーナ

 

またパスタばかりではなく、メインのお料理を作るときにもトマトソースはよく使われます。

そうそうピッツァにも欠かせませんね。

今やイタリアと聞くとすぐに思い浮かべるほどトマトはこの地に馴染んでいますが、原産地はアメリカ大陸。

つまり、コロンブス以前の人達は見たこともなかったわけです。
こちらにもたらされてからも当初は観賞用の植物で、毒があるといわれていたそうです。

それを長い間に品種改良を重ね、今のようなおいしい食べ物になりました。
(おいしいだけではなく、健康にとても良いそうです。)

個人的にはケチャップが大好きなのですが、
ケチャップにはいろんなものが煮込まれているので、トマトソースとは全く別物です。

一度新鮮なトマトで作ってみると、あっさりしていて驚かれると思います。
お試しください。

                          keiko

 

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