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といわれたものですが、 イタリアでは、終わりよければ全てよし! の感覚だと言っていいのではないでしょうか。 こちらの人は、結構弱音を吐きます。 そして弱音を吐きながら、あるいは愚痴りながら 最後まで物事を成し遂げてしまうのです。 |
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人口の99パーセントがカトリックの信者といいながら、 つらいときには“Porco Dio!” (神様の豚やろう)とか、 “Porca Madonna!” (マリア様の豚め)などと、とんでもないことを口にします。 もしも、カトリックをはじめキリスト教信者の方が読んでいらしたらごめんなさいね。 でも、ごく普通に耳にする言葉なのです。 おそらく後で懺悔をして素直に謝れば、こちらの神様は許してくださるのでしょう。 われわれの神様は、いけにえを要求するようなことはないけれど、 こんな暴言を一度吐いてしまったら、 もう二度と許しては下さらないように思うのですがどうでしょうか。 そして、どちらの方がいいかなどといえる問題ではありませんが、私には イタリア式は合いません。 あまりに立て続けに罵詈雑言を聞かされると胸が悪くなってきてしまいます。 (上記以外にもよく_Stronzo=くそったれ_を使います) ただ、イタリア人には、本当にあとがないのです。 そんな言葉を使った後は われわれ日本人なら立ち直るのに少々時間がかかると思うのですが、 イタリア人は、うまくいったときにはすぐに手放しで喜んでいます。 あるいは、誰かに対して使ったとしても(職場での喧嘩など)次の日、 または次の場面では また元どおり普通に話したりしているので、びっくりしてしまいます。 いさぎよさが日本人の美徳だとすれば、 粘り強さがイタリア人の美徳なのかも・・・ <Keiko> |