タイトル

久しぶりに学校のことを少し。

こちらの学校は9月の半ばに新学期が始まります。
今回もまた先生方の総入れ替えがありました。1年からずっと同じ先生が受け持つクラスもあるのに陽介のクラスは
1年から2年へ上がったときもいわゆる担任の先生が変わりました。大まかに理数系の先生と文科系の先生と英語の先生のほかに
技術や体育や美術・音楽・宗教の先生が居られるわけですが、

理数系担当の先生は数学・幾何学・理科・生物を、
文科系の先生は、イタリア語(国語)・文法・古典・社会・歴史・地理を教え、
どちらかの先生が、いわゆる担任になって通知表などの管理をするようです。日本のようにホームルームの時間も何もないところなので、
担任といっても日本とは少し感じが違うようですが、
やはり一番多くの時間を一緒にすごすことになるようです。その、理科系・文科系の先生がどちらも毎年ころころ変わってしまって、
生徒の中には先生ごとの教え方や生徒への接し方の違いについてゆけず
戸惑っている子もいるようです。3年になったときも新しい国語の先生が見えたのですが、
2,3日して妊娠したことがわかったので休養に入られました。正式な妊娠休暇は6,7ヶ月目くらいからなのですが、
妊娠の症状や産後の経過によっては2年くらいお休みする方も居られるということです。
今回は少し早すぎるようですが、中学3年生には卒業試験という大きなイヴェントがあるので、
最後まで看ることができないと判断なさった時点で、休暇をとられたようです。2週間ほどの空白の後、新しい先生がこられました。
そして約2ヶ月ほどたったとき、再度その先生の転勤が通知されました。というのも、学年の途中から来る先生というのは正式にその学校に席を持つ先生ではなく、
補助教員の待遇ということで、年度末に年功序列で新しい先生が決まると
その場を追われてしまうのです。その後何があったのかわかりませんが、今も補助教員が続けて教えています。
それが最後の試験までなのか、今のうちだけなのかはわかりません。 わからないことといえばカーニバルの最終日には子供たちの多くが学校を休んでしまうことです。
ちょうどPaoloが小さいころに始まった習慣だそうですが、
Martedì grassoという、カーニバル最後の日には
21人のクラスで陽介を含めて6人しか出てこなかったそうです。もっとひどいクラスもあったようで、毎年そういうことが繰り返されるのならば
いっそのこと学校をお休みにしてしまったほうがいいのではないかと思うのですが・・・。

                               Keiko