お正月料理 |
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材料:レンティッキエ
コテキーノ (又はザンポーネ) (又は生ソーセージ) にんじんのみじん切り トマトピューレー にんにく 唐辛子 オリーブオイル 塩 コンソメ
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<<<レンティッキエとコテキーノ>>> レンティッキエとコテキーノというのがこちらの年明けならではの食べ物です。 年明けといいましたが、元旦ではなく大晦日の夜12時をまわった後に、 本当に新年になったとたんに食べるものです。 日本ではレンズマメ又は平豆とか呼ばれているように、 丸くて平らなお豆さんです。 和訳はレンズですが、こちらの人たちには 丸くて平らなものはコイン(貨幣)に似ていると捉え、 新しい年にコインに似たものをたくさん食べて 豊かに暮らせますようにという願いが込められています。 日本で大晦日の夜遅くに食べる年越しそばにも同じ思いが 込められていると聞きました。 そばの実が三角で(今や日本でそばの実を見たことのある人は本の一握りでしょうが) 昔使われていた貨幣、銀粒の形に似ているところから、 やはり新しい年を豊かに暮らしたいという願いが込められているそうです。 一般的にはそばが細長いので 細く長き生きられるように長寿の願いがこめられていると思われがちですが。 ま、両方とも大切なことですから、 両方の願いを込めて食べることにしましょう。 このレンティッキエ(単数はレンティッキア)には、 赤くて小さいのと少し大きいのと、緑色をしたのとがあります。 どれも同じように料理しますし、味も同じですから 好き好きで選びます。 ただ、値段にかなりの開きがあり、どこからこんな差が生まれるのか いまだに分かりません。 赤が安いとか緑が高いとかではなく、 同じような赤くて小さいのでも物によっては何倍もしてしまいます。 もちろん私はごく普通の安いのを買いますが、おいしいです。 いただき方ですが、 乾燥まめなのでやはり一晩水につけてから料理したほうがいいですね。 時間のないとき(つけるのを忘れたとき)に 圧力鍋で強引に煮てしまうこともありますが・・・ そうそう、水につける前にテーブルの上に広げて(少しずつ) 小石などが混入していないか良く見てくださいね。 にんじんのみじん切りと、ざるに上げて水を切ったレンッキエを 例のにんにくオイル(すでにご紹介した<かけスパ>を参照してください。) でさっと炒めます。 そこにコンソメスープをたくさん注ぎ込んで煮始めます。 あるいは水を入れて、ダード(コンソメキューブ)を加えます。 普段から豆類を良く食べるイタリア人です。 このレンティッキエも何もお正月だけの食べ物ではありません。 ただ、普段は普通のサルシッチァ(生ソーセージ)と煮込みますが、 お正月にはコテキーノという何倍も大きなソーセージを使います。 ソーセージという訳しか思い浮かばないのですが、 サラミソーセージの生の状態といったほうが正確かもしれません。 またはザンポーネと言って、豚の足をそのままソーセージの 外皮として使ったものを用います。 これらも煮るのに相当時間がかかるので、 最近は加熱済みのものが一般家庭では多く使われています。 生のコテキーノやザンポーネならレンティッキエと一緒に煮始めます。 加熱済みならレンティッキエが柔らかくなってから、 別のおなべで加熱し、皮を取ったものを輪切りにしてから加えます。 (加熱済みのものは人口皮を使っているので) また、レンティッキエが柔らかくなり始めたときにトマトピューレーを 少し加えます。(隠し味ですから控えめに。) お塩で味を調え、汁気がほぼなくなるまで煮込んで出来上がり、 焦げやすいので頻繁に混ぜてください。 内の主人が大のレンティッキエファンで、 2,3日続いても喜んで食べます。 アンチ、翌日のもののほうがよりおいしいと申します。 少し余分に作っておいて、 ミネストリーネ(コンソメスープに小さなパスタを入れたもの。 に混ぜていただいてもおいしいですよ。 豆類は体にいいのでどうぞたくさん召し上がってください。 <Keiko>
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