今日ご紹介するのは、
なんと息子の中学校2年の
イタリア語(国語)の
副読本から抜粋したものが主です。
教科書に笑い話や漫画を満載したものを使うなんて
さすがはイタリア!と思われるかもしれませんが、
なんと中世には笑うことを禁止されていた
というのですから驚きです。
繁栄していたローマ時代には、
明るいヘレニズム文化の香りが残っていた
というのに・・・
宗教家が国を治めることの危険性を
物語る出来事ですね。
ある男性が最新のテクノロジーを駆使して作られたという
飛行機に乗ります。
どこからともなくアナウンスが流れてきます。
アナウンス: 「アテンションプリーズ!
皆様は最新のテクノロジーを駆使して作られた
最も信頼性の高い飛行機にご搭乗なさいました。
ごらんのように当機にはパイロットも
スチュワーデスも乗っておりません
でも何もご心配には及びません。
特に安全性に優れ
絶対に故障することはありません・・・
故障することはありません・・・
故障することはありません・・・
故障することはありません・・・」
別の話:
「ぼくは、辞書を引くのがとても早くなったんだよ。
言葉がアルファベット順に並んでいると知ったときからね。」
あるバーで:
「ウエイター!僕のコップにハエが入ってるよ!」
「ああ、ご心配なく。少ししか飲みませんから。」
ノミ達の会話:
「どうやってうちに帰ろうか?あるく?それとも犬を使う?」
男の子がスカンクを連れてうちに帰りました。
母親:「そのスカンクどうする気?」
男の子:「僕の部屋で買うよ。」
母親:「臭いはどうするの?」 (スカンクの放つにおい)
男の子:「慣れてくれると思うよ。」 (へやのにおい)
フランコが妙にしょげてうちに帰りました。
母親:「どうしたの?」
フランコ:「パオロと取っ組み合いしたの。」
母親:「いつも行ってるでしょ。腹が立ったら10まで数えなさいって。」
フランコ:「僕はそうしたんだよ。でも、彼のお母さんは5まで数えるようにって教えてるんだ。」
ある<ふけ>で悩んでいる男性が散髪屋へ行き、
相談しました。
散髪屋:「-ふけX -というのをお使いなさい。
よく効きますよ。」
男性:「もうそれは試したんだ。」
散髪屋:「では-NOふけ-は?」
男性:「だめだめ、
みんな試したけどふけはまだあるんだ。」
散髪屋:「わかりました。おたくのは重症ですな。
根本的な解決策が必要だ。
月曜日にこの赤いローションを使いなさい、火曜日には緑、
水曜日には黄色、木曜日は水色、
金曜日は青、土曜日はオレンジ色、
これを次の週も繰り返しなさい。
2週間後にまたお会いしましょう。」
2週間後、
散髪屋:「ふけはなくなったでしょう!」
男性:「うん、でも今度はCoriandoloなんだ。」
注釈:Coriandolo(コリアンドロ)というのはカーニバルのときに
主に子供達が投げ合う細かい色とりどりの紙ふぶきの事です。
白いふけはなくなったけれど、色とりどりのふけが出るようになったということ。